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セーヌ=サン=ドニ県 分断に関する調査

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パリ周辺の中でもセーヌ=サン=ドニ県(Seine-Saint-Denis)は屈指の都市化が進んだ県と言えます。セーヌ川とウルク運河(canal de l’Ourcq)、ウルク平野、要塞部の地形、ロマンヴィル高台(plateau de Romainville)、プレーン・ド・フランス(plaine de France、フランス平野部)とマルヌ川の地理学条件と歴史要因はこの県の形、特徴となりました。現在、インフラ整備の大きな切り込みが入り、空間は数々の分断を受けています。

今回の調査で、国土面の統一要素を浮き彫りにさせた他、国土に断続性又は切り込みの仕組みを与える要素を明確に示しました。あらゆる種類の要素があります。高速道路、鉄道と運河といった大きなインフラ整備はその一例ですが、丘や森林の群生といった地理学上の要素も挙げられます。これらは自然のフロンティアになりますが、その他にも墓地、空港または事業活動エリア(公的・民間に関わらず)などの大きな土地利用事業は都市空間に孤島現象を引き起こします。

今回の調査のチャレンジはサイクリングコースを利用した持続性システムを整備し、孤立化区域間のつながりを再び生み出す手法を考えることでした。

 

分断に関する調査
調査2002年

発注者
セーヌ=サン=ドニ県議会
監理者
Florence Mercier Paysagiste